住みやすさとは何ぞや

地方の過疎化が止まらない・・・ 中心街ですら出店者は現れず

 私は父親の仕事の関係で子供の頃引越しを繰り返していました。今は埼玉県に住んでいますが小学校1年,2年生のときは山口県防府市という所に住んでいました。何もありませんでした
 最寄の駅らしい駅まで車で20分、病院は車で30分。おかげでマイコプラズマ肺炎にかかったときは生死の境をさまよいました(←超マジ)。回りに何もなかった、だからつまらなかったのか?それは違います。ノスタルジー分を差し引いて考えてもとても楽しかった事を記憶しています。
 何もなかった、というのは正確ではないかもしれません。だだっぴろい草むらがありました、自転車で20分も漕げば海がありました。その時はちょうどミニ四駆絶世だったのでアバンテやらエンペラーなどで草原を駆け抜けました。学校から帰ると自分の背丈以上もある竿を持って海へ釣りに行きました。『高台から一本釣りでタコを釣り上げた小学生』としてちょっとした有名人になりました。家に帰って母親に釣ったモノを捌いてもらって食べていました。

 店もなかった、人もいなかった。でも決してつまらなかったワケではありません。むしろ今よりも輝いていた、そんな気がします。まぁ子供なら遊ぶだけなのでそれでよかったのかもしれませんが大人になるとそうもいきません、仕事があります。
 仕事がなければご飯を食べれない、地方には仕事がない、だから都市部へ出る、この悪循環です。逆を言えば仕事さえあれば、それ以外の点で地方が都市に比べて住みにくい、と感じるところなんて全然ないんじゃないか、と思います。

 そうそう、幼馴染のJ・Uさん(←千葉県在住♀)によると山口に住んでいた頃によく遊んでいた田中陽子ちゃん(←本名出しちゃった♪)がシスターになったそうです。シスター?!シスターって職業なの?!この仏教国日本でシスターなんて需要があるの?!(オタク的にはバッチリですが)
シスター・・・うーん、いいな山口県。8月になったら昔住んでた所めぐりの旅とかしてみたいな・・・


 あとまったく関係のない余談ですがその山口県に住んでいた頃に通っていた小学校は県内有数のマンモス校でした。その学校の運動会(体育祭)は地元からたこ焼き屋お好み焼屋とか型抜き屋とかラムネ屋とかおもちゃクジ屋などの屋台が(小学校の校庭内に)出店を出しまくる文字通りの祭りだったのですが埼玉県に引っ越して始めての運動会、校庭に椅子を出してクラスメートが走ったりするのをただ見てる。「何?こんだけ?」と拍子抜けした事をなぜか強烈に覚えています。