なんとかのシャナ(小説)って600万部も売れてるの?

ヒット続出 元気なライトノベル
だそうです。一般的に今出版業界はこの上ない不況と言われていますがライトノベルには頑張って欲しいものです。

 自分は某なんたらの憂鬱のせいでここ最近アニメ化されたラノベは読むようにしているのですがどうしてもなんとかのシャナとかなんとかの禁書目録は小説として楽しめません。

 そもそもラノベ、って何だろう。

 「ガキッぽい」「イラスト・挿絵がある」って言われたってそれはターゲットをティーンに設定しているからだろう。「表現が陳腐」「構成が稚拙」と言われても自分は大学で純文学や近代文学を勉強した人間ではないから良く分からない。あり・おり・はべり・いまそかりぐらいしか分からない(ラ変)。

 小説なんて最後まで読んで「はー! 面白かったー」と思えればそれでいいんだよ! と私は思うのですが上記の二つを読んだ後に残るのは疲労

 で、なんとなく思ったんですけど一般小説とラノベの最大の違いって「読み手の作品に対する希望」なのかな、と。

 大人が小説読む理由って大抵暇つぶし、だと思うんです。通勤時電車の中だったり休日何もやる事がない時だったり。それ自体がメインにはなりえない、お酒のおつまみに出てくる一品のイメージ。
 でもティーン世代がライトノベルを読む理由は『暇つぶし』とはちょっと違うんじゃないかと。何だろう、それ自体に刺激を求めてるというかそれ自体が激辛のオカズなイメージ。

 上手く表現できなくて申し訳ないがそういった購買者の読書意識があるから一般小説は分かりやすく、読み終わったあとは清涼感が残るように(SF・ミステリ・歴史小説等でも)。ライトノベルはもっともっと興奮させるように、物語に引き込ませるように台詞をくどく持たしたりしているのではないか。

作家は売れるようにそう書いているわけでよく「一般作家>>>ラノベ作者」みたいに言われるが決してそんなことはないと思う。書こうと思えばラノベ作家でも文壇に立てるような作品はかけると思う。(もちろん勉強はすべきだが)

 という事からだろうか。先程上げた二つの作品は非常にわけの分からない単語が多い。ページ開いただけで眩暈がしてくる、そんなページがよくあった。
 作品に興奮を求める10代はワクワクドキドキするのかもしれない。しかし自分は「早く次が読みてー! 早く次が読みてー!!」と飢えているわけではない。電車に乗って都内に出る約一時間の間時間が潰せればそれでいいのだ。
 ワケの分からない単語連発されて理解・想像に努力するよりはなんとかの使い魔とかなんとかドラ!みたいなラブコメテイストの方が自分は小説として楽しめる。


 ていうかそもそも抜け毛を気にし始めた年頃の自分がライトノベルを読んでいる事が前提として間違ってるのかwwwwww


 中学生や高校生の時にシャナとかインデックスを読んでいたらまた違った感想を抱いたのかもしれない。


2009年1月以降のアニメ化決定ラノベのピックアップ紹介
 シャナなんかは『炎髪灼眼』とか『マージョリー・ドー』とか音のリズムはすごくいいから音が出る媒体、ラジオとかアニメとかに力を入れるべき。(っていうか実際そうしてるけど)
まぁ電撃だからもともとメディアミックスを視野に入れての刊行だったのかもしれない。
 基本、厨単語が一杯出てくる小説は理解するのに疲れる(?)からアニメとかマンガとか文字以外で表現してくれた方が楽しめるし分かりやすい。逆にラブコメ的な、人間の心情について書かれた作品はアニメになっても動かないだけなので特にアニメ化には期待しない。