NEETとフリーター

反発と絶望 極論生む フリーター『戦争を希望』

驚いた。こんなふざけた論文を月刊誌は掲載するのか。

>「非正規労働者がはい上がれない社会が続くのなら、戦争で大勢の正社員が死なない限り、自分は正社員にはなれない」
とある。つまりおまえらが死んでくれたら俺は正社員になれるわけだから俺のために死んでくれと続くわけだ。一人で死んでろバカ。

バブル崩壊後の就職氷河期で職に就けなかった。一、二年のつもりで始めたフリーター生活は十年以上に。
とある。分かる。就職氷河期分かる。やむを得なく始めたフリーター生活も理解できる。
しかしそのフリーター生活の合間に何をやっていたんだ?それが分からない。
一年二年あれば勉強してなんらかの資格をとるには充分な時間だ。例え新卒じゃなくても技術者はどんな企業でも喉から手が出るほど欲しい人材のはずだから(どんな扱いを受けるかは分からないが)決して悪い方向へは働かなかったはずだ。
それを何か?どーせ半日バイトで半日家で食っちゃ寝してたのではないか。
そのフリーター生活を全力全開で過ごしてそれでもダメだった、というのなら私もこの世界を一緒に恨もう。しかしそういう事ではないだろう。

いっておくがニート、フリーターをけなしているわけではない。
企業側も低賃金、ローリスクで労働力を得る術を知ってしまったいま、そういった存在なしではこの国の経済は成り立たないだろう。

ただそういった存在である当人が他人のせいにしてはいけないと思う。イヤなら努力してそこから這い出るべきだし別に一生フリーターでいい、俺は自由に生きるんだ!って人はえらそうな口を叩かずそのままそこで頑張ってればいい。別に私は困らない。

もう歳が、という人がいる。私は29歳で塗装工に就職(手取り26万円)した人を知っているし33歳でパチンコ店に就職(手取り23万円)した人を知っている。努力するのがイヤなら選ぶな。選びたいなら努力しろ。

―――――肉体労働はイヤだ?何?googleに入ってクリエイティブな仕事がしたい?
じゃぁ入社試験受けろよ。

―――――なに?一定以上の大学の博士号持ってないと受かるワケない?
だったら東大でもパリ大でもエール大でもハーバードでもMITでも受けろよ。

―――――あ?そんな一流大学受かるワケない?
なら勉強しろよ。

―――――・・・勉強がめんどくさい?
もう死ねよ。

私も日付が変わるぐらいまで残業しなおかつビックリするぐらいの低賃金。
それでもそれで飯を食ってエロゲーをプレイしてるのだ。
それを「君たちが戦争に行って死んでくれれば僕たちが正社員になれるんだ!」とか言ってくれちゃうわけですよ。もうね、へそでティーが沸くよね!